スパイアは、携帯電話向け広告ネットワーク「クチモバ」に、利用者の行動履歴をもとに広告を配信する行動ターゲティング広告とリターゲティング広告を導入し、9月初旬より販売を始める。デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)が国内で販売する米Audience Scienceの技術を採用する。

 行動ターゲティング広告では、クチモバのネットワークに参加する60余りの広告媒体(Webサイト)を訪れた利用者から閲覧履歴や広告のクリック履歴を収集し、利用者が再び同ネットワーク内の媒体を訪れた際、その履歴をもとに利用者の趣味や趣向に合わせた広告を配信、表示する。

 一方、リターゲティング広告では広告主のサイトを訪れた利用者の行動履歴を収集し、クチモバのネットワークに参加する媒体を訪れた際、広告主のサイトへ再訪を促す。

 履歴の収集、利用者の照合、広告の配信はAudience Scienceのサーバーで行う。スパイアではAudience Scienceの技術が米国市場で多くの導入実績を持つことなどを考慮して採用を決めた。なお、ソーシャルネットワーキング・サービス大手のミクシィもDACと協力し、7月からパソコン版に加え携帯電話版でAudience Scienceのリターゲティング広告を導入している。

■関連情報
・スパイアのWebサイト http://www.spireinc.jp/