モバイルLinuxの開発推進団体である「LiMo Foundation」は英国時間2009年8月11日,新たにKDDIがLiMoのメンバーとして加入したことを発表した。

 LiMo Foundationは2007年1月に,米モトローラ,NEC,NTTドコモ,パナソニックモバイルコミュニケーションズ,韓国サムスン電子,英ボーダフォンの6社が設立。Linuxを搭載する携帯電話のソフトウエア共通化を目的に活動している。LiMo Fountationに参加した理由として,KDDIは「端末プラットフォームの動向調査の一環」と答える。

 KDDIは現在,自社で開発した携帯端末プラットフォーム「KCP+」(関連記事)を中心に端末を展開している。その一方で,米グーグルが提供する携帯電話の開発プラットフォーム「Andorid」の推進団体「Open Handset Alliance」にも参加するなど(関連記事),他のプラットフォームにも触手を伸ばしてきている。

 LiMo FoundationにはNTTドコモのほかソフトバンクモバイルも加入済みで,結果的に日本の大手携帯電話事業者3社が参加する形となった。

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