中国Lenovo Group(聯想集団)は現地時間2009年8月6日,2010会計年度第1四半期(2009年4~6月)の決算を発表した。売上高は35億米ドルで前年同期の42億米ドルに比べ17.9%減った。純損失は1600万ドル(希薄化後の1株当たり損失は0.18セント)で,前年同期の純利益1億1000万ドル(希薄化後の1株当たり利益は1.25セント)から赤字に転落した。現在リストラを実施中で,年間約3億ドルのコスト削減を目指している。

 同社が全世界で当期に出荷したパソコンの台数は前年同期から1.1%増えた(業界平均は同3.3%減)。ノート・パソコンの出荷台数は同21%増だったが,売上高は同9%減の22億ドルとなった。デスクトップ・パソコンは,出荷台数が同15%減,売上高が同32%減の12億ドル。

 地域別で見ると,中国における売上高は17億ドル(総売上高の48%),出荷台数は同15%増。市場シェアは前年同期比0.3ポイント増の28.6%で1位を維持した。新興市場の売上高は4億7400万ドル(総売上高の14%),出荷台数は前年同期比6%減。西欧・北米市場の売上高は13億ドル(総売上高の38%),出荷台数は同17%減で需要が低迷したとしている。

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