米Microsoftは米国時間2009年8月11日(日本時間8月12日)に公開予定の月例セキュリティ・アップデート9件に関する情報を6日に発表した。内訳は,重要度「緊急(Critical)」が遠隔コード実行対策5件,「Important(重要)」が遠隔コード実行対策1件,権限昇格対策2件,サービス拒否(DoS)攻撃対策1件の合計4件。

 影響を受けるソフトウエアは,Windows,Office,.NET Framework,Visual Studio,Internet Security and Acceleration(ISA)Server,BizTalk Server,Client for Mac。修正パッチは,公開後にMicrosoft Update(MU)やWindows Update(WU),ダウンロード・センターから入手可能。修正パッチ適用の有無は,Microsoft Baseline Security Analyzer(MBSA)などで検出できる。Windowsの自動更新機能を有効にしていれば自動的に適用あるいはダウンロードされる。修正パッチの中には,適用後にマシンの再起動を必要とするものがある。

 同社はパソコンからウイルスやワームなどを駆除するツール「Microsoft Windows Malicious Software Removal Tool」の新版も提供する。こちらは,MU,WU,Windows Server Update Services(WSUS),ダウンロード・センターなどから入手可能。また,MUとWUで「セキュリティ対策とは異なるが,重要度が高い」(同社)アップデートも提供する予定。

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