サムネールの移動が可能になった新規タブ・ページ
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サムネールの固定が可能になった新規タブ・ページ
サムネールの固定が可能になった新規タブ・ページ
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Omniboxのアイコン付きドロップダウン・メニュー
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Chrome 3.0 用テーマの例 Desktop
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Chrome 3.0 用テーマの例 Grass
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 米Googleは米国時間2009年8月5日,次期オープンソースWebブラウザ「Chrome 3.0」のベータ版を公開した。高速化を中心に改良したほか,さまざまな機能を加えたという。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。対応OSはWindows Vista/XPのSP2以上。

 ベンチマーク・テストV8およびSunSpiderで処理速度を計測したところ,現行の正式版に比べ30%以上高速になったとしている(関連記事:Googleが「Chrome 2」を公開,約30%高速化)。Webページのロード中に新たなWebページを開くと,新規ページの処理を優先させるなど操作性の向上を図った。また新規タブ・ページに表示する「よく使うWebページ」のサムネイルを,好きなようにドラッグ&ドロップで移動したり,表示位置を固定したりできるようにした。

 アドレスバーと検索ボックスの機能を統合した「Omnibox」は,ドロップダウン・メニューの各表示項目に小さなアイコンを付加し,推奨サイト/検索項目/ブックマーク/閲覧済みサイトを区別しやすくしている。このベータ版よりHTML 5への対応を開始し,「Video」タグや「Web Worker」といった機能を実装した(関連記事:W3C,マークアップ言語「XHTML 2」を「HTML 5」に統合へ)。

 Webブラウザ画面の色やパターン,画像をテーマ選択で変えられるようにした。試験的にWebサイト「Themes Gallery」でテーマの提供も始めた。そのほかにも,さまざまな技術的改良を施したとしている。

[Google公式ブログへの投稿記事]
[Chrome公式ブログへの投稿記事]