写真●東芝のSDXC/UHS104対応SDメモリーカード
写真●東芝のSDXC/UHS104対応SDメモリーカード
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 東芝は2009年8月4日,SDメモリーカード仕様Ver.3.00に準拠するSDカード3製品を発表した。最大データ転送速度は読み出し60Mバイト/秒・書き込み35Mバイト/秒,最大容量は64Gバイトと,高速・大容量なのが特徴。2009年11月から順次サンプル出荷を始め,2010年春に発売する。

 速度面では,データ転送速度を読み出し60Mバイト/秒,書き込み35Mバイト/秒に向上させたSDインタフェース仕様「UHS104」に準拠することで高速化。容量面では,容量の上限を従来の32Gバイトから2Tバイトに拡張したSDメモリーカード仕様「SDXC」に準拠することで64Gバイト版の製品化を可能とした。

 SDXC準拠の64Gバイト版は,ファイル・フォーマットに「exFAT」を採用。動作には同フォーマットに対応する機器が必要になる。UHS104対応の32G/16Gバイト版は従来のSDHCメモリーカードと互換で,UHS104対応製品に装着した場合のみ読み出し60Mバイト/秒,書き込み35Mバイト/秒での動作となる。

 価格はオープンだが,SDXCの64Gバイト版「THNSU064GAA2BC」が6万円前後,SDHCの32Gバイト版「THNSU032GAA2BB」が3万円前後,同16Gバイト版「THNSU016GAA2BA」が1万5000円前後になる見込み。