フィンランドのF-Secureは現地時間2009年8月3日,ミニブログ・サービスのTwitterからまだ正式な発表はないものの,同サービスで危険なURLのフィルタリングが始まっていると報告した。

 Twitterへのメッセージ(tweet)を投稿する際,Tweetに危険なWebサイトへのURLが含まれていると「Oops! Your tweet contained a URL to a known malware site!」(「あ,tweetに既知のマルウエア・サイトを指すURLが入っている!」)という警告が表示されるようになった。ただし米メディア(InfoWorld)は,このフィルタリング機能は不十分で,「Tinyurl」や「Bit.ly」などのURL短縮サービスで加工したURLは警告できないと報じている。

 F-Secureは,利用者の増加に伴い,Twitterがワームやスパム,アカウント乗っ取りなどの攻撃対象になる例が増えてきたとしており,運営会社にフィルタリングの導入を勧めていたという(関連記事:ミニ・ブログ「Twitter」で発生中の問題ミニブログ「Twitter」,パスワードが破られポルノ系サイト・スパムの被害に)。

[F-Secure公式ブログへの投稿記事]