CJ-LINXは2009年8月3日,日本のアニメや電子コミックを中国の携帯電話機向けに有料で配信する「CJ-LINXチャンネル」を10月に開始すると発表した。新サービスは,EC事業で協業しているポインテージと共同で推進する。

 CJ-LINXは中国電信(チャイナテレコム)の電子決済サービス「電話財布」プロジェクトとの協業の下で,中国におけるコンテンツ配信と決済,マーケティングを担当する。ポインテージはコンテンツの収集とその中国語化を担当する。現在,版権などの問題をクリアした300タイトル以上のコンテンツを確保しており,中国語に翻訳した後に配信する。

 CJ-LINXチャンネルは10月より中国湖北省において中国電信の携帯電話ユーザー限定で月額5元~20元(1タイトル:約75円~300円)でサービスを開始する。「定期的にタイトルを拡充すると同時にサービスの提供地域を広げていく」(CJ-LINX)という。CJ-LINXは今後,中国電信と共同で現地のリソースを活用したプロモーションを積極的に行うことで,新サービスの利用者を早期に10万ユーザー獲得することを目指す。

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