マインドは2009年8月3日,オープンソース給与システムの新版「MosP給与計算 V3」をリリースした。V3では性能を改善するとともに,給与明細をOpenOffice.orgのファイル形式で出力する機能などを備えた。
「MosP給与計算」は,同社が開発し,オープンソース・ソフトウエアとして公開しているWeb給与計算アプリケーション。同社がすでにオープンソース・ソフトウエアとして公開している「MosP勤怠管理」と連携し,勤務時間に基づき給与を計算できる。GPLと商用ライセンスのデュアル・ライセンスで配布している。商用ライセンスの場合,価格は30万円(税別)。
V3では給与明細をOpenOffice.orgの表計算ソフトCalcのファイル形式で出力することが可能になった。Calcで作成したテンプレートをMosP給与計算に読み込み,数値などを埋め込んで出力する。標準はCalc形式だが,Excel形式での出力も可能。
前バージョンに比べ性能を改善し,1サーバーで5000ユーザーが同時にログインして400ユーザーが同時に操作できるとしている。またV3では動作検証対象OSとして,従来のRed Hat Enterprise LinuxとCentOSに,SUSE Linux Enterprise Severを加えた。
MosP給与計算はMosP公式サイトからダウンロードできる。