PALLET CONTROL
PALLET CONTROL
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 JALインフォテックは2009年7月31日,同社のエージェント型クライアント管理ソフト「PALLET CONTROL」の機能を拡張し,新たにサーバー機の管理に利用できるようにしたと発表した。サーバー向け製品の受注は,同日開始しており,8月7日に出荷する。価格は,管理対象となるサーバー1台あたり4000円(税別)~7800円(税別)であり,管理対象1台あたりの費用はクライアントを管理する場合と同じ。

 PALLET CONTROLの中核機能は,インベントリ管理/ソフトウエア配布である。管理対象のコンピュータが適切な設定で動作しているかどうかを調べ,必要に応じてソフトウエアを更新する。セキュリティ設定やパッチ管理,資産管理などの用途に利用できる。さらに,リモート・コントロール(遠隔操作)なども備える。今回新たに,管理対象を,従来のクライアント機からサーバー機へと拡大した。

 新たに管理可能となったサーバー機のOSは,Windows 2000 Server,Windows Server 2003/2008である。管理対象となるサーバーOSに,専用のエージェント・ソフトをインストールして運用する。エージェントは常駐しており,必要に応じてインベントリの収集などを実行する。なお,サーバー管理時には,別途,エージェントと管理サーバーの間に,中継サーバーを配置する必要がある。中継サーバーの稼働OSは,Windows 2000 Server,Windows Server 2003/2008。

 一方で,従来から管理可能だったクライアント機のOSは,Windows 95/98,Windows 2000/XP/Vistaである。管理対象となるクライアント機上では,OSの起動時に限って能動的にエージェントが動作し,インベントリ情報を管理サーバーに通知した後,常駐することなく,そのまま終了する。エージェントがメモリー上に常駐することがないため,クライアント管理がクライアント機の動作に影響を与えることがない。

 価格は,1~99台までの場合はサーバー1台あたり7800円(税別)で,管理対象2万台以上の場合は1台あたり4000円(税別)。管理対象1台あたりの価格はサーバー管理とクライアント管理の場合で同じだが,最小導入数は,クライアント管理が50台以上であるのに対して,サーバー管理では1台から導入できる。