ミクシィが7月31日に発表した2010年3月期第1四半期(2009年4―6月期)の連結決算は、売上高が30億5900万円、純利益は4億6000万円、1株当たり純利益は2999.79円だった。SNS「mixi」のインターネットメディア事業が堅調に推移した。営業利益は8億6700万円、経常利益は8億7300万円。

 事業別でみると、インターネットメディア事業の売上高は29億2800万円で、そのうちバナー広告販売が26億9400万円、「mixiプレミアム」会員課金が2億3300万円。携帯電話向けSNS「mixiモバイル」の広告販売が好調だったという。ただし人材/金融など一部業種の広告主に景気悪化の影響が広がった。営業利益は10億8000万円だった。

 インターネット求人広告事業の売上高は1億3000万円、営業利益は8900万円だった。求人広告市場における有効求人倍率の低下が続くなど、事業環境の悪化が続いているという。

 その他事業は、2008年5月に中国で設立した子会社に関する事業を含む(関連記事)。当期はまだ売上高を計上していない。営業損失は4100万円となった。

 6月30日時点でmixiのユーザー数は約1741万人。月間ページビュー(PV)はパソコンからが約40億7000万PV、携帯電話からが約109億9000PVだった。

 2010年3月期通期(2009年4月―2010年3月期)の連結業績予想は、売上高を130億円(前年比7.9%増)、営業利益を32億円(同15.1%減)とした。経常利益は32億円(同15.5%減)、純利益は17億円(同12.7%減)を見込む。

■関連情報
・ミクシィのWebサイト http://mixi.co.jp/