米Sony Pictures Imageworksは米国時間2009年7月30日,オープンソースの開発プログラムと開発者向けWebサイトの開設を発表した。このプログラムを通じて,まず5つのプロジェクトに着手する。
Imageworksは,米Sony Pictures Digital Productionsの事業部門として写実的な視覚効果やCGアニメーション技術などを手がけており,Linuxをはじめとする各種オープンソース・ソリューションを取り入れている。これらのプロジェクトを通じてソフトウエアをオープンソース化することで,より大きなコミュニティによるコードの改良と採用の促進を図る。
最初に取り組むプロジェクトは,レンダリング用のシェーディング言語「Open Shading Language(OSL)」,ボクセル・データのストレージ・ライブラリ「Field3d」,カメラ・マスキング用のMayaプラグイン「Maya Reticule」,データベース移行ツール「Scala Migration」,C++言語でPythonのように文字列を操作する「Pystring」の5つである。
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