メイクウェーブ・ジャパンは2009年7月31日,同社が提供中のOSGiフレームワークと米ゲートスペースが開発したTR-069対応ソフトウエアとを組み合わせたソフトウエア・モジュールやシステム・ソリューションを通信機器ベンダー向けに提供すると発表した。

 OSGiは,遠隔地にあるサーバーからネットワークにつながった機器上で動作するアプリケーションを管理するための仕組み。Javaの仮想マシンを使って実現される。一方のTR-069はセンター側から通信機器のファームウエアやOSのアップデート,ネットワークの設定などに使われるプロトコル。この2つを合わせることで,通信機器を遠隔地から管理する仕組みを提供できる。

 通信事業者は現在,家庭やオフィスに設置されるルーターやゲートウエイ装置,LANにつながれたVoIPアダプタや複合機,テレビなどを遠隔地から管理するビジネスを模索中。この市場に食い込むのが狙いと見られる。