写真●NTTドコモの山田隆持社長
写真●NTTドコモの山田隆持社長
[画像のクリックで拡大表示]

 NTTドコモは2009年7月30日,2009年度第1四半期(4~6月)の決算を発表した。営業収益は1兆848億円,営業利益は2518億円となった。それぞれ前年同期と比べて,マイナス7.3%,マイナス15.1%の減収減益である。

 ただし,この大幅な減収減益も「前年の同期にちょうど新販売モデルを導入し,利益浮揚効果があったためで,当初の計画通りの数字」(NTTドコモの山田隆持社長,写真)だという。実際,年度末の計画に対する進捗率は営業収益が24.8%,利益が30.3%となっている。そのため,当初の通期予想である営業収益4兆3820億,税引き前利益8300億という目標は変えないという。

 今後は,2009年度第1四半期に0.44%だった解約率をさらに低下させるとともに,パケ・ホーダイ契約者数を増やし,収益向上を図っていく計画だ。