電子機器製造請負サービス(EMS)を手がけるシンガポールのFlextronicsは現地時間2009年7月29日,2010会計年度第1四半期(2009年5~7月期)の決算を発表した。

 売上高は57億8000万ドルで前年同期から3.6%増加,前年同期の83億5000万ドルから31%減少した。米会計原則(GAAP)ベースの純損失は1億5400万ドル(1株当たり損失は19セント)で,前年同期の純利益1億3000万ドル(1株当たり利益は16セント)から赤字に転落した。

 当期は,リストラ関連経費の6500万ドルのほか,投資および手形の評価損として1億700万ドルの非現金費用を計上。これらの非経常項目を除いた場合,純利益は6300万ドル(1株当たり利益は8セント)の黒字となる。

 第2四半期(2009年8~10月期)の見通しとしては,売上高を52億~60億ドルの範囲,GAAPベースの1株当たり利益をゼロから4セントを見込む。調整後の1株当たり利益は7~11セントの範囲を予測する。

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