NTTドコモ、イオン、イオンクレジットサービスの3社は7月24日、イオングループのモバイルマーケティング事業を手がける合弁会社「イオンマーケティング」を設立した。イオングループの商品/売り場/サービスとNTTドコモの情報配信サービスを連携させ、各利用者に合わせた「One to Oneマーケティング」の事業を行う。

 新会社はイオン利用者向けのモバイル会員制度を運営し、携帯電話用のメールやWebサイトで会員の好みや生活スタイルなどに合わせて情報発信する。NTTドコモの端末を利用している会員には、同社の情報配信サービス「iコンシェル」などを使ったサービスも用意する予定。

 イオングループ各社から会員データ管理/運用と販促施策を受託し、顧客情報/店舗POSデータの統合分析サービスや顧客調査サービスを提供する。イオングループで横断的に利用できる顧客マーケティング情報データベースも構築する。グループ会社だけでなく商品を納入するメーカーに対しても、顧客属性別の購買履歴情報にもとづく情報配信企画も提案/実施していく。

 新会社の払込資本金は8億円(内訳は資本金4億円、資本準備金4億円)。出資比率は、イオンが51%、NTTドコモが29%、イオンクレジットが20%。従業員数は15人。

 3社は新会社設立に向けた基本合意を3月末に発表していた(関連記事)。

■関連情報
・NTTドコモのWebサイト http://www.nttdocomo.co.jp/
・イオンのWebサイト http://www.aeon.info/
・イオンクレジットサービスのWebサイト http://www.aeoncredit.co.jp/