電子決済サービスを手がける米PayPalは米国時間2009年7月23日,同社の決済システム用APIを公開し,オンライン決済プラットフォームとして外部Webサイトから利用できるようにすると発表した。開発者向けカンファレンス「PayPal X Innovate 2009 Conference」を11月3~4日にカリフォルニア州サンフランシスコで開催する。

 サードパーティ開発者はこのAPIを利用すると,自分のWebサイトやアプリケーションでPayPalの決済機能を提供できる。同社はすでにAPIのベータ提供を開始しており,ミニブログ「Twitter」向け決済サービスの「Twitpay」,在宅コールセンター・サービスの米LiveOps,米Microsoftのクラウド・コンピューティング基盤「Windows Azure」などで使われている。

 PayPalはTwitterアカウント「PayPal」「PayPalDeveloper」で電子決済サービスの活用方法に関するアイデアを受け付けている。

 現在,PayPalの電子決済サービスは19種類の通貨に対応しており,190カ国で利用可能である。

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