米Amazon.comは米国時間2009年7月23日,同年第2四半期の決算を発表した。売上高は46億5000万ドルで,前年同期の40億6000万ドルから14%増加した。為替の影響を除いた場合は同20%増となる。

 純利益は1億4200万ドル(希薄化後1株当たり利益は0.32ドル)で,前年同期の1億5800万ドル(同0.37ドル)と比べ10%減少した。営業利益は同27%減の1億5900万ドルだった。ちなみに前年同期は,欧州レンタルDVD事業の売却益5300万ドルを計上していた。

 地域別に見た場合,北米地域(米国およびカナダ)の売上高は24億5000万ドルで前年同期から13%の増収。海外部門(英国,ドイツ,日本,フランス,中国)の売上高は22億ドルで同16%増加した。

 事業別の売上高は,メディア部門が24億4000万ドルで前年同期比1%の微増。家電/日用品部門は20億7000万ドルで,同35%急伸した。

 同社は2009年第3四半期の業績見通しも明らかにした。売上高は47億5000万~52億5000万ドル(前年同期比11~23%増)の範囲,営業利益は1億2000万~2億1000万ドル(同22%減~36%増)の範囲と予測している。

 米メディアの報道(New York Times)によると,アナリストの予測は売上高が46億7000万ドル,1株当たり利益が0.32ドルだった。決算発表を受けて,同社の株価は時間外取引で8.6%下落した。

[発表資料(PDF文書)]