アリコジャパンは2009年7月23日、一部の顧客情報が社外に流出した可能性があると発表した。流出した可能性があるのは、02年7月から08年5月までの期間にアリコジャパンに直接申し込みクレジットカードで決済した顧客のうち、証券番号の下一桁が2または3の顧客情報。最大で11万件の情報が流出した可能性がある。

 同社は09年7月14日以降、カードの不正使用にかかわる複数の照会をクレジットカード会社から受けた。社内調査の結果、顧客情報の一部が流出した可能性が極めて高いと判断したという。同社は個人情報危機特別対策本部を立ち上げ、セキュリティ分野の専門家と共に調査しているが、現時点で原因は特定できていない。

 流出した可能性のある顧客情報を管理している情報システムの運用管理体制について、同社広報は「現時点で把握できていない」と回答するに留めた。