アプリックスは7月23日、現実世界の映像とデジタル情報を重ねて提供する拡張現実(AR:Augmented Reality)技術について、NTTドコモと共同開発に取り組むと発表した。両社は以前から携帯電話向けARサービスの開発で協力関係にあり、AR関連特許の共同出願も済ませている。

 ARは、ヘッドマウントディスプレイなどを使って現実の風景にコンピュータで生成した画像や文字を重ねて表示し、付加的な情報を提示する技術(関連記事その1その2)。両社は携帯電話向けARサービスを実現するのに必要なサーバー技術、クライアントアプリケーション方式、実装方法を共同研究/開発していく。

 両社はこれまでの研究成果を「Android」端末用アプリケーション「直感検索・ナビ」に応用し、展示会「ワイヤレスジャパン2009」(7月22―24日)のNTTドコモブースで試作ARサービスシステムとして展示している。近未来サービスを紹介するNTTドコモのWebサイト「みんなのドコモ研究室」でも、ARサービスシステムの公開実験を実施する予定。

■関連情報
・アプリックスのWebサイト http://www.aplix.co.jp/
・NTTドコモのWebサイト http://www.nttdocomo.co.jp/