ディー・エヌ・エー(DeNA)は7月22日、携帯電話向けソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)「モバゲータウン」で、実際は18歳未満だが「18歳以上」と年齢登録している会員を検知するための仕組みを8月20日より導入すると発表した。同SNSはトラブル防止のため、18歳未満の会員が年齢の離れた会員とのあいだでミニメール(メッセージ送受信機能)などを利用できないよう制限しているが、年齢をごまかして登録する18歳未満の未成年者がいるため、対策を強化する。

 モバゲータウンは8月20日から、会員が携帯電話会社のフィルタリング(Webサイト閲覧制限)サービスの適用対象になっているかどうかを自動確認する。フィルタリングは携帯電話会社が青少年にふさわしくないとみなしたサイトの閲覧を制限するサービスで、基本的に18歳未満が対象。モバゲータウン上で「18歳以上」と登録していても、フィルタリングを受けている場合は18歳未満の可能性がある。

 これらの会員には18歳未満として登録している会員と同じく、年齢が2歳以上離れた会員をSNS内で検索できないようにし、3歳以上離れた会員とミニメールができないようにする。なお、18歳以上の会員は18歳未満の会員を検索したり、ミニメールをやりとりしたりできない。

 これに先立ち8月10日から、ミニメールをやりとりしている会員同士が特定のルールに違反していることを確認した場合、該当する送受信者間のコミュニケーションを一律で制限する仕組みも導入する。

 このほかDeNAでは7月上旬から、同じ趣味の会員同士が集まる「サークル」について、特定のカテゴリーの目視チェックを強化していることも明らかにした。

■関連情報
・ディー・エヌ・エーのWebサイト http://www.dena.jp/