2009年7月22日、大阪証券取引所の先物取引システムに障害が発生し、先物取引の注文処理に遅延が発生した。現在のところ障害の発生時間、原因とも詳細は判明していないが、「おそらく12時半から始まる後場になってから障害が発生した」(大証広報)という。

 大証のシステムは日立製作所が大証向けに独自開発したもの。先物を含むデリバティブ(金融派生商品)と現物を同時に処理している。大証は現在デリバティブ取引用の新システムを構築中で、2010年度上期の稼働を目指している。次期システムにはNASDAQ OMXのパッケージソフトを採用する予定だ。