鉄飛テクノロジーは7月22日から、ファイルサーバー管理ソフトの新製品「FileSvr Tools - ACL Checker」の出荷を開始する。FileSvr Tools - ACL Checkerは、ファイルサーバーへのアクセス権の状況を一元的にチェックし、セキュリティ監査などの作業を効率化できる。

 内部統制の一環で、ファイルサーバーにアクセス権を付与する企業は多い。しかし、同社によると、ファイルサーバーのアクセス権は、ユーザーやフォルダ単位で個別に設定するため、アクセス権の状況を一元的に調べる方法はこれまでなかったという。社員の入社や異動の際、アクセス権も変更されているかどうかをチェックするには、フォルダごとに手作業で調べるしか方法がなく、手間がかかっていた。

 FileSvr Tools - ACL Checkerは、指定したフォルダについてユーザーごとに「読み取りのみ」や「アクセス権なし」といった状況を記した一覧表を作成する。70~80ユーザーで5000フォルダあっても、10分程度で調べることができる。手作業の場合、数週間かかっていた。

 パートナー販売を中心とし、価格は1端末当たり7万9000円から。岡田国一社長は、「内部統制を整備するうえで、ファイルサーバーを無視することはできない時代になっている。ACL Checkerを機に、ファイルサーバーの問題点を解消するツールを10種類程度、整備し、FileSvr Toolsシリーズ全体で2010年度までに5000ユーザーを獲得していきたい」と意気込む。