米Yahoo!は米国時間2009年7月21日,同年第2四半期の決算を発表した。売上高は15億7300万ドルで前年同期の17億9800万ドルと比べ13%減少した(為替の影響を除いた場合は8%減少)。純利益は1億4100万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.10ドル)となり,前年同期の1億3100万ドル(同0.09ドル)から8%増加した。非GAAPベースの純利益は2億2900万ドル(希薄化後1株当たり利益は0.16ドル)で,前年同期の2億2500万ドル(同0.16ドル)と比べて2%の微増。

 減収の要因として同社は,為替の変動,比較ショッピング・サイト「Kelkoo」の売却,VoIPサービスや音楽サービスの会費減少による影響を挙げた。

 マーケティング・サービスによる収入は13億7800万ドルで前年同期比13%減少,会費による収入は1億9500万ドルで同8%減だった。マーケティング・サービス収入の内訳は,検索広告とディスプレイ広告が低調だった傘下のサイトが同16%減の8億5800万ドル,アフィリエイト・サイトが同9%減の5億2000万ドル。

 提携企業に支払う手数料(TAC)は4億3700万ドルだった。営業利益は7600万ドルで,前年同期比25%減少。営業キャッシュ・フローは3億8500万ドルで,同10%縮小した。

 米国における売上高は11億5200万ドル,海外事業の売上高は4億2100万ドルだった。

 2009年第3四半期の業績については,売上高を14億5000万~15億5000万ドル,営業利益を5500万~6500万ドルの範囲と見込んでいる。

[発表資料(PDF文書)]