セキュリティベンダーの米ゼットスケーラーは2009年8月をめどに、SaaS型のセキュリティサービス「Zscaler」を「mixi」や「2ちゃんねる」へのアクセスで使えるようにする。従来、企業が従業員のmixiや2ちゃんねるへのアクセスを制限する場合、書き込みや閲覧をすべてできない状態にしていたが、Zscalerを導入すれば、閲覧はできるが書き込みはできないといった柔軟な設定が可能になる。

 Zscalerはウイルス/マルウエア対策機能やWebサイトへのアクセス権限管理機能などを提供するSaaS。アクセス権限の管理では、ブラックリストのURLを管理するデータベースに加えて、コンテンツの内容から動的に分類をする検査機能を併用し、Webサイトへのアクセスを制限している。今回mixiと2ちゃんねるを管理対象のWebサイトに追加した。「企業はマーケティング活動の一環で就業時間中にこれらのWebサイトを閲覧する場合がある。mixiや2ちゃんねるを管理対象のWebサイトに加えることで、こういったニーズをとらえられる」(ノックス ネットワーク事業部の木原氏)。

 Zscalerの価格は1ユーザー当たり月額600円から。