米Texas Instruments(TI)は米国時間2009年7月20日,2009年第2四半期の決算を発表した。当期は全製品分野において前年同期比の売上高が低下したことを受け,全体の売上高は前年同期から27%減の24億6000万ドルとなった。純利益は2億6000万ドル(1株当たり利益は20セント)で同56%の減益となった。

 事業別に見ると,アナログ部門の売上高は前年同期比24%の減収となり,組み込みプロセシング部門では同20%減となった。また,ワイヤレス部門では同33%減,その他の部門でも同28%減少した。

 同期の営業利益は,売上高と粗利益の低下などが要因となり,前年同期から59%減の3億4300万ドルとなった。リストラ経費の8500万ドルを除いた場合の営業利益は4億2800万ドルで,売上高の17.4%を占めた。また,受注額は28億ドルとなり,前年同期から19%減少。前期からは27%増加した。

 今後の見通しとしては,2009年第3四半期の売上高を25億~28億ドル,1株当たり利益を29~39セントの範囲と予測している。この見通しについては,9月9日にアップデートを予定している。

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