米McAfeeは米国時間2009年7月20日,同社がクラウド・コンピューティング方式で提供する予定のSaaS型セキュリティ・サービス群の内容を発表した。同サービスの構成要素として,総合セキュリティ・サービス「McAfee Total Protection Service」の新版を2009年8月にリリースする。

 同社の「Security SaaS」は,クラウド環境でぜい弱性検査やWeb/メール・セキュリティといった機能をさまざまな規模の企業に提供する。ユーザーは多くの機能を一括して利用できるため,平均で50%のコスト削減効果が得られるという。

 Total Protection Serviceは,マルウエア/スパム/フィッシング対策やファイアウオールといったエンドポイント保護機能を提供する。「McAfee Total Protection Service Extended」はさらにメールの自動保護機能を追加したもの。「McAfee Web Protection Service」はURLフィルタリング機能を提供し,「McAfee Vulnerability Assessment」はWebアプリケーションとネットワークに関するセキュリティ・ホールを検査する。

 米メディア(InfoWorld)によると,Total Protection Serviceの新版はバージョン5.0で,1ユーザー当たりの年額料金は50ユーザーまでが40.30ドル,500ユーザーまでが32.75ドル,1000ユーザーまでが29ドルという。

[発表資料(その1)]
[発表資料(その2)]