米Googleは,月面着陸40周年を記念して,月の3D地図「Moon in Google Earth」を米国時間2009年7月20日に公開した。地図表示ソフト「Google Earth 5.0」の右上に表示されるツールバーで「Moon」を選ぶと,月面の様子を高解像度画像で閲覧できる。

 参照できるレイヤーには,アリゾナ大学が提供する人工衛星からの画像,アポロ計画の着陸地点や「ストリートビュー」式のパノラマ画像,アポロ計画で使用した地質および地形地図,世界各国の月探査チームが月面に残している探索機材などがある。

 アポロ11号の搭乗員だったBuzz Aldrin氏と,同17号の搭乗員Jack Schmitt氏によるガイドツアーや,月面からとらえた未公開画像なども用意する。

 なお同機能は,月周回衛星「かぐや」が収集した月の地形データセットをベースにしている。

 Google Earth 5.0では同機能のほか,海中を探索できる「Ocean in Google Earth」や火星の様子を閲覧できる「Google Mars 3D」なども提供している(関連記事:Google Earthに新機能,海中や過去を表示,「火星」情報も)。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]