日立アドバンストデジタルは、電子看板(デジタルサイネージ)「デジタルサイネージプラス」システム上の文字テロップを自動的に読み上げるオプション製品を7月22日に発売する。人手を使わずテキスト情報を音声化できるため、録音に必要な費用を減らせる。緊急情報などを伝える際の時間短縮にもつながるという。

 新製品「テロップ読み上げオプション」は、文字テロップ用の漢字かな交じりテキストデータを解釈して音声を合成するソフトウエア。アクセントや漢字の読みなどは文脈から自動判断できる。文字と音声という2つの方法で情報を配信することで、情報伝達力が高まるとしている。さらに、画面が見えない状況にある人にも情報を伝えられる。価格はオープン。2009年度に100本の販売を目指す。

 音声合成には、日立ビジネスソリューションの「ボイスソムリエマリアージュ」を使っている。

■関連情報
・日立アドバンストデジタルのWebサイト http://www.hitachi-ad.co.jp/
・日立ビジネスソリューションのWebサイト http://hitachi-business.com/