シアンス・アールは2009年7月17日、オンメモリー型とディスク型の両方の機能を持つデータベース(DB)ソフト「ALTIBASE」の月額ライセンス版を発売した。初期導入費用を従来の20分の1以下に抑えることで、オンメモリーDBの潜在顧客を開拓するほか、競合製品からの乗り換えを促す。

 新ライセンスの料金は、1サーバー当たり月額9万8000円(保守料含む)から。最低契約は1年間。従来から販売している買い取り型のライセンスは同198万円(年間保守料はライセンス料の20%)である。新ライセンスの発売に合わせ、30社限定で初回3カ月分を無料にするキャンペーンも行う。

 ALTIBASEは韓国のアルティベース社が開発したソフト。日本ではシアンス・アールが総販売代理店として販売や技術サポートを手がけている。金融機関や製造業を中心に海外で約200社(1万サーバー)、国内では約10社(400サーバー)の導入実績がある。