Google Moderatorサイト
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 米Googleは米国時間2009年7月16日,全米におけるブロードバンド活用に関してアイデアを募集するキャンペーンを発表した。米連邦通信委員会(FCC)のブロードバンド計画策定に市民が最大限参加することを後押しするとしている。

 FCCは,米政府の景気刺激策の一環として,2010年2月17日までにブロードバンド計画を取りまとめて連邦議会に提出することになっている。今年4月に,すべての米国民がブロードバンドを利用できる環境整備計画の策定のために,消費者,業界関係者,各種企業,非営利団体,政府,地方自治体など,あらゆる関係者から広く意見を募る情報提供要請(Notice of Inquiry)を公表した(関連記事:米連邦通信委員会,全米規模のブロードバンド計画の策定を開始 )。

 Googleは6月8日に,全国民にブロードバンド・インターネットを手ごろな価格で提供するための展望を提出した。米Microsoftや米AT&T,米Verizon Communicationsを含め,多数の企業や組織などが意見を提出済みだ。

 Googleは今回,より多くの市民から意見を集めるため,米シンクタンクのNew America Foundationと協力して「Google Moderator」サイトを開設した。ユーザーは自身の考えを投稿するほか,他のユーザーのアイデアに賛成/反対の投票を行うことができる。今後2週間で多数の賛成票を獲得した革新的なアイデアを,GoogleがFCCに提出する。Google Moderatorで投稿や投票を行うには,Google Accountの取得が必要となる。

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