政府は7月17日、次世代スーパーコンピュータの改訂概要を発表した。当初の1秒間に1京回(10ペタFLOPS)の計算ができる「京速計算機」を2012年に完成する目標を据え置いた。

 システム構成は当初、「スカラ型」と「ベクトル型」の複合システムだったが、スカラ型単体のシステム構成に改めた。

 次世代スパコンは当初、NEC、日立製作所、富士通の3社で製造する計画だった。今年5月13日にNECと日立製作所が撤退を表明したため、富士通1社で製造できるシステム構成へ変更しなければならなかった。