米Verizon Communicationsは米国時間2009年7月15日,光ファイバを用いた同社のテレビ配信サービス「FiOS TV」向けウィジェットを提供する「Widget Bazaar」サービスを発表した。FiOS TVのインタラクティブ・メディア・ガイド内からアクセスできる。第1弾として,ミニブログ・サービス「Twitter」,SNSサイト「Facebook」,スポーツ専門サイト「ESPN」向けウィジェットを無償で配布する。

 Twitterウィジェットは,視聴している番組や映画に関連した投稿を追跡するほか,Twitter上で話題のトピックなどを閲覧できる。Facebookウィジェットでは,番組を見ながらFacebookのアカウントにアクセスし,ステータス情報の更新などが行える。ESPNウィジェットは,架空チームで競うゲーム「Fantasy Football」のスコアやデータにアクセスできる。

 同社は,FiOS TV向けアプリケーションの開発とWidget Bazaarを通じた配信を支援する目的で,プログラミング言語「Lua」を使ったオープン・プラットフォームのSDKを近いうちに提供する。米メディア(InternetNews)によると,同SDKは一部の開発者に限定的に提供するため,Widget Bazaarは米Appleのモバイル・アプリケーション・ストア「App Store」と比べ小規模になる見通し。

 また同社は7月中に,ビデオ共有サイトの「blip.tv」「Veoh」「Dailymotion」のコンテンツをFiOS TV上で検索,視聴できる「Internet Video」機能の提供を開始する。

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