米IBMは米国時間2009年7月13日,米Green500.orgによるスーパーコンピュータの省エネ・ランキング「Green500」において,トップ20サイトのうち18サイトが同社製品で占められたと発表した。トップ100では57%を占めている。

 Green500リストの1位を獲得したのは,IBMがワルシャワ大学(University of Warsaw)に納入したHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)向け高性能ブレード・サーバー「BladeCenter QS22」をベースとするスパコン。消費電力1ワット当たりの性能が536メガFLOPSを上回った。

 初めてペタFLOPSの壁を破って世界最速のスパコンと評価された米Los Alamos National Laboratoryで稼働するIBMのパソコンは,444メガFLOPS/ワットでGreen500リストの4位に入った。一方,2番目に速いと評価された米Crayのスパコンは152メガFLOPS/ワットで,Green500のランキングは90位だった。

 Green500 Listに挙がったIBMの製品には,「Blue Gene」「Power」「iDataPlex」「BladeCenter」やハイブリッド型クラスタなどが含まれる。

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