ブライトコーブは2009年7月14日,動画配信プラットフォーム「Brightcove 3」日本語版の発表記者会見を開催した。会見には米Brightcove Chairman&CEOのJeremy Allaire氏や日本法人 代表取締役社長の橋本 久茂氏らが出席した。質疑応答の主な内容は以下の通りである。

――日本のテレビ局が相次いで見逃し視聴サービスを開始しているが,どのような印象を持っているか。
 日本の見逃し視聴サービスはまだ実験的で,規模も小さいと考えている。マネタイズの課題もあるだろう。ただし見逃し視聴サービスは今後大きく伸びると考えている。

――テレビの見逃し視聴サービスにおいて,Brightcove 3の強みを生かせる部分があるか。
 ある。例えばユーザーが使うパソコンのCPUといったリソースの利用状況に応じて,配信する動画のクオリティを変更できるため,ユーザーは快適に動画を視聴できる。ユーザーが視聴した動画に関連する動画を紹介する機能も備えている。配信側にはオーバーレイ型でも動画の視聴前後でもコマーシャルを挿入できるような機能がある。2日前に米FOXが見逃し視聴サービスのプラットフォームにBrightcove 3を選んだのもその理由だ。

――製品のローカライズは日本語版が初めてなのか。初めてであればその理由を教えてほしい。
 日本語版が初めてである。その理由は,日本のメディア市場が世界で2番目に大きいことだ。欧州の上位3国を合計しても日本の額には及ばないぐらいである。日本にビジネスチャンスがあると

――日本での販売目標を教えてほしい。
 現在の契約者数は30社ほどであるが,2009年内には70社の導入を目指している。

[発表資料へ]