米Quest Softwareの子会社でWindowsベースのシステム管理ソリューションを手がけるScriptLogicは米国時間2009年7月13日,企業が米Microsoftの次期OS「Windows 7」の導入に消極的だとする調査結果を発表した。IT管理者の59.2%は,現時点でWindows 7に移行する計画がないという。

 一方,2010年末までに移行する計画を立てている企業は34%。しかし,2009年末までの移行を目指す企業はわずか5.4%だった。中には「最初のサービス・パックがリリースされるまで,導入を見送る」という回答者もいた。Windows 7は2009年10月に一般向けリリースを開始する予定。

 Windows 7の導入における最大の課題をIT管理者に尋ねたところ,「時間と人員の不足」(42.4%)が最も多く,次いで「アプリケーションの互換性」(38.9%)だった。「OSの展開と移行」(8.8%),「ハードウエア・サポート」(7.6%),「ユーザー設定の移管」(3.2%)がこれに続いた。

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