米Juniper Networksは米国時間2009年7月13日,適応型脅威管理ソリューション「Juniper Networks Adaptive Threat Management Solutions」を発表した。動的なセキュリティ・インフラを基盤とし,分散型企業向けにIDとアプリケーションの両方を認識するセキュリティ機能を備える。用途に合わせて拡張可能な“pay as you grow”モデルを採用するため,リスクおよび総所有コスト(TCO)を低減できるとしている。

 このソリューションは,同社の新しいアプリケーション・アクセラレーション技術「Juniper Networks WX Client」,ネットワーク・アクセス制御(NAC)製品の新版「Unified Access Control(UAC)3.1」「Secure Access(SA)Series SSL VPN 6.4」,新しい侵入防止システム技術「Intrusion Prevention System(IPS)」,ネットワーク・セキュリティ管理製品の「Security Threat Response Manager(STRM)2009.1」や「Network and Security Manager(NSM)2009.1」などで構成される。

 同社によれば,デスクトップWANアクセラレーション・クライアントのWX Clientにより,競合製品の半分のコストでパフォーマンスを向上できるとしている。また,オプションでSA SSL VPNと統合することにより,IDの認識も可能になる。

 このほかにも,UACとSA SSL VPNを介したアクセス制御により,統合されたアンチスパイウエアやアンチマルウエア・ソフトウエアをLANおよびWANのエンドポイント機器で動的に実行できるため,より効果的にスパイウエアを検出して遮断できるようになるとしている。

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