米Microsoftは米国時間2009年7月13日,同社の新検索エンジン「Bing」について,「最初の1カ月で好調に利用が進んでいる」とする調査結果を,Bing関連の公式ブログで発表した。それによると,Bing.comのユニーク・ユーザー数は6月に8%増加した。

 ショッピング関連サービス「Bing Shopping」の訪問数は約3倍に増加し,検索結果を通じた商品購入者にキャッシュバックするプログラム「Bing cashback」の適用件数も5.42%増えた。「通常,夏はオンライン・ショッピングが伸びない季節なので,この増加は大きな意味を持つ」(同社)。また,旅行関連サービス「Bing Travel」のトラフィックは90%増加したという。

 さらに同社は,Bingに対する開発者の関心も高まっているとしている。例えば,6月に「Bing API」にアクセスするためにサインアップした開発者は倍増し,1万1000人以上に達した。

 なお,アイルランドのStatCounterがまとめた6月の検索サービスに関する調査結果では,首位の米Google(シェアは78.48%)と2位の米Yahoo!(同11.04%)はともに4月と比べてシェアを縮小したが,3位の米Microsoft(同8.23%)は,Bingが好調な滑り出しを見せ,4月からシェアを約1ポイント拡大した(関連記事:「Bing」公開1カ月,6月の米国検索サービス市場でMSがシェア1ポイント拡大 )。

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