デルは2009年7月13日、イージェネラの統合運用管理ソフト「PAN Manager」を自社製のサーバーやストレージに組み込んだターンキー製品「Dell PAN System」を出荷すると発表した。ユーザー企業が同製品を導入すれば、コンピュータリソースを単一のコンソールで管理でき、システム運用管理業務の負荷を大幅に軽減できるという。最低価格は1100万円。「イージェネラのハードウエアを使う場合に比べて、安価にPAN Managerを使ったシステム環境を実現できる」(デルの馬場健太郎ビジネス開発マネージャー)と訴える。
デルは自社製サーバー/ストレージにPAN Managerをインストール、結線、動作検証などを済ませた後に出荷。このためユーザー企業はすぐにPAN Systemを利用できる。
こうした利点に目を付け、出荷前にPAN Systemを導入した先行事例もある。パナソニック電工インフォメーションシステムズは、従業員2万人が利用するスケジュール管理システム向けにPAN Systemを導入済みだ。ここでの実績を生かし、デルはPAN Systemを拡販する。