米マイクロソフトは2009年7月9日、同社のクラウド・コンピューティング・サービス「Azure Service Platform」の一部であるデータベースサービスの名称を「Microsoft SQL Azure」に変更した。従来は「SQL Services」と呼ばれていた。

 SQL Azureはデータベースに関連するサービスの総称であり、「Microsoft SQL Azure Database(従来の名称はSQL Data Services)」というデータベースサービス本体のほか、「Data Sync」という様々なシステムでデータを同期させるサービスなどがある。SQL Azure Databaseは、同社のデータベース「Microsoft SQL Server」をベースにしており、プログラミング言語の「T-SQL」などが使用できる。

 同社が2008年3月の開発者向けイベント「Microsoft MIX 08」で初めてデータベースサービスを発表した際、その名称は「SQL Server Data Services」だった。その後、2008年10月の開発者向けイベント「PDC 2008」で「SQL Services/SQL Data Services」に名称を変更した。今回、パートナー向けイベント「Worldwide Partner Conference」に合わせて、名称を「SQL Azure/SQL Azure Database」に再度変更した。