画面●Gmail用ロゴの「beta」表記を復活させる“ジョーク機能”
画面●Gmail用ロゴの「beta」表記を復活させる“ジョーク機能”
[画像のクリックで拡大表示]

 米Googleは米国時間2009年7月7日,これまでベータ版として提供してきたオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」の全アプリケーションを正式版に移行させた。対象はWebメール「Gmail」,スケジュール管理「Google Calendar」,統合オフィス・アプリケーション「Google Docs」,インスタント・メッセージング(IM)「Google Talk」。無償版「Google Apps Standard Edition」の提供は今後も続ける。

 また,特に大企業から求められる新機能としてGoogle Appsにメールのdelegation(委託)機能とretention(保存)機能を追加した。メール委託機能を使うと,管理者がほかの従業員に代わってメールを選別/送信できる。メール保存機能は,メールの削除タイミングを管理ポリシーとして指定することで各種データ保存規制の順守に使える。同社は両機能の試験を実施しており,今後数週間かけて「Google Apps Premier Edition」向け提供を始める予定。

 現在Google Appsは全世界で175万社以上が使っているという。同社は,正式版にしたことで大企業の導入が進むと期待する。

 同社はGmail用ロゴの「beta」表記を復活させる“ジョーク機能”も提供している(画面)。Gmailの「Settings」(設定)画面で「Labs」タブをクリックし,「Back to Beta」(ベータ版のロゴに戻す)を有効にすると,これまでと同じベータ版のロゴになる。

[Google公式ブログへの投稿記事(正式版への移行)]
[Google公式ブログへの投稿記事(正式版への移行)]
[Google公式ブログへの投稿記事(Standard Editionの提供継続)]
[Google公式ブログへの投稿記事(Google Docsの正式版移行)]
[Google公式ブログへの投稿記事(Gmailのジョーク機能)]