米Yahoo!は米国時間2009年7月7日,同社検索サービス「Yahoo! Search」で,検索作業を支援する「Search Pad」機能のベータ版を公開した。ユーザーが何らかの調査を行っていると判断すると,メモを作成したり,閲覧ページの履歴などを記録して,情報整理作業をサポートする。

 ユーザーが特定のトピックについて調査を開始すると,Search Padが自動的に起動し,閲覧したサイトのリンクやサムネールを保存する。検索結果の右上に表示される「View Notes」をクリックすれば,Search Padが収集した履歴を閲覧できる。

 Notesには,閲覧したWebサイトからコピーしたテキストをURLとともに保存したり,メモを入力したりすることが可能。各Webサイトごとに作成したメモはドラッグ&ドロップで移動でき,編集や削除が行える。

 作成した文書は印刷したり,電子メールで送信したりできる。また,「Yahoo! ID」でログインすれば,文書にタイトルをつけて保存したり,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を介して共有できる。

 同社は,Search Padを利用することで,オンライン検索の際にブックマークをつけたり,個別のアプリケーションを立ち上げてテキストをコピーしたり,リンクを自分あてに送信する煩わしさから解放されると,説明している。

 Search Padの機能は同日から,米国,カナダ,オーストラリア,ニュージーランド,シンガポール,マレーシア,フィリピン,英国,フランス,スペイン,イタリア,ドイツ,ブラジル,メキシコ,アルゼンチンで利用可能とする。

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