UNESCO(国連教育科学文化機関)と米Microsoftはフランスで現地時間2009年7月6日,世界の高等教育における情報通信技術(ICT)の活用を支援するためのタスク・フォース「UNESCO-Microsoft Task Force on Higher Education and Information and Communication Technology」を発表した。

 このタスク・フォースは,UNESCOとMicrosoftがフランスのパリで開催中の高等教育世界会議「World Conference on Higher Education(WCHE)」で発表したもの。高等教育の専門家や関係者のフィードバックに加え,WCHEの研究結果とアドバイスを分析して,高等教育機関の授業や学習におけるより効果的なICTの活用を促進する。また,景気刺激策への取り組みや人材育成における課題への対応を目指す。

 Microsoftは,このタスク・フォースと同社の教育アライアンス「Microsoft Education Alliance」を通じて,高等教育向けのリソース・パッケージを提供する。これには,短期間のトレーニングやカリキュラムのほか,低価格のコラボレーションおよび開発ソフトウエアなどが含まれる。

 UNESCOとMicrosoftによれば,景気回復に必要な新しいスキルを身につけた次世代の働き手を養成する高等教育やプログラムへの期待が高まっているという。

発表資料へ