新生銀行とあおぞら銀行は2009年7月1日、2010年10月に合併すると発表した。情報システムを統合してITコストを引き下げ経営基盤の強化を目指す。システム統合方針は現時点では未定であり、今後詰める。

 新生銀行のシステムは、オラクル・フィナンシャル・サービス・ソフトウェア(旧i-flexソリューションズ)の「FLEXCUBE」、印ニュークリアス・ソフトウェアの「FinnOne」といった海外製パッケージを組み合わせて構築している。動作サーバーはヒューレット・パッカードやデルの小型サーバーを複数台並べている。あおぞら銀行は日本IBM製の勘定系システムを使っている。動作プラットフォームは同社製メインフレームだ。

 合併後の総資産は18兆円超。中央三井トラスト・ホールディングスを抜いて国内6位となる。新銀行の頭取には、横浜銀行出身で足利銀行前頭取の池田憲人氏(61)が就く。