米Unisysは米国時間2009年6月30日,同社のクラウド・コンピューティング戦略とこの戦略をサポートするサービス「Unisys Secure Cloud Solution」および「Cloud Transformation Services」を発表した。

 Unisysのクラウド・コンピューティング戦略は,顧客がデータセンターのコンピューティング・サービスを「自己管理型」「自動化ITインフラ」「Unisysの管理によるクラウド・サービス」から,目的に合わせて選択できるというもの。Unisysのサービスと技術により,データセンター内にプライベート・クラウドを構築したり,Unisysが管理するクラウド・ソリューションを通じてパブリック・クラウドを構築できるほか,両方を組み合わせたハイブリッド型のクラウドを作成できるという。

 Unisys Secure Cloud Solutionは,マルチテナント環境でのデータ・セキュリティを提供するクラウド・サービス。複数レベルの認証と暗号化を行うデータ保護技術「Unisys Stealth」を採用している。企業はアプリケーションに変更を加える必要はないという。

 Cloud Transformation Servicesは,クラウド環境の計画と移行をサポートするサービス。クラウド導入の効果についてアドバイスする「Cloud Advisory Services」,移行するアプリケーションの選択をサポートする「Cloud Assessment Services」,実際の移行をサポートする「Cloud Migration Services」の3つのサービスで構成する。

 このほかにも,Unisysは今後数カ月においてクラウド・サービスの実装をサポートする複数のソリューションの提供を予定しているという。

 Cloud Transformation Servicesはすでに利用可能となっており,Unisys Secure Cloud Solutionは,2009年7月31日からサービスを開始する。

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