米T-Mobile USAは米国時間2009年6月22日,米Googleの携帯電話向けソフトウエア基盤「Android」を搭載する携帯電話機「T-Mobile myTouch 3G」を発表した。同社が2008年10月に発売した「T-Mobile G1」に続く,2番目のAndroid搭載端末となる。

 myTouchは,3.2型HVGA(480×320ドット)タッチ・スクリーンを搭載する。物理的なキーボートを持たず,入力はバーチャル・キーボードを利用する。320万画素カメラ,4GバイトのmicroSDカードを備え,動画撮影や音楽再生に対応。Wi-Fi接続およびT-Mobileの3Gネットワークへの接続をサポートする。設計は,台湾High Tech Computer(HTC)が行った。

 マルチタスクに対応し,音声でGoogleの検索サービス「Google Search」を操作する機能,Googleの地図サービス「Google Maps」や動画共有サービス「YouTube」などにワンタッチでアクセスできる機能のほか,独自の機能として米Geodelicが開発した位置情報アプリケーション「Sherpa」を搭載する。Sherpaは,学習エンジン「GENIE(Geodelic ENgine for Interest Evaluation)」により,検索履歴やフィードバックを基にユーザーの好みを学習して,レストランやアトラクションを推薦する機能を備える。

 myTouchは,T-Mobileのサービス加入者向けに2009年7月8日から先行予約が始まり,7月下旬に出荷開始となる。8月上旬には,全米の小売店を通じて発売される。通信サービスを2年間契約した場合の価格は199.99ドル。本体カラーは,ホワイト,ブラック,メルローの3色を用意する。

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