米VeriSignは米国時間2009年6月18日,同社によるEV SSL(Extended Validation Security Socket Layer)用デジタル証明書の発行数が1万件を超えたと発表した。同社によれば,全世界でEV SSL証明書を導入しているWebサイトの数は1万3000超で,同社の市場シェアは74%になるという(関連記事:「EV SSL」導入サイト,1万件超に急増)。

 EV SSLとは,一般的なサーバー証明書(サーバー用電子証明書)よりも厳格な審査によって発行されたサーバー証明書を利用するSSLのこと。EV SSLに対応したWebブラウザで,EV SSL証明書取得済みのWebサイトにアクセスすると,アドレス・バーが緑色に表示されるなどして,通常のSSLサイトとは異なることが分かるようになっている。

 一般のSSL証明書より信頼性が高いとみなされるため,ECサイトなどではEV SSL証明書の導入がコンバージョン率(訪問者数のうち何割が購買や制約に至ったかを示す割合)や売上単価の向上につながるとしている。

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