IDCフロンティアは2009年6月23日、IT基盤をネットワーク経由で貸し出す「NOAHプラットフォームサービス」を6月30日に開始すると発表した。ハードウエアとサーバー仮想化環境をサービスとして提供。利用企業はこのサービスを利用して仮想化したサーバーを構築できる。最短で1カ月単位で契約でき、24時間365日体制で専用サポートサービスも提供する。

 ハードウエアはNECの「Express5800/スケーラブルHAサーバー」を採用。仮想化環境はOSがマイクロソフトの「Windows Server 2008 Enterprise」でハイパーバイザは「Hyper-V」、管理ソフトはマイクロソフトの「System Center Virtual Machine Manager2008」である。「海外ベンダーが提供するクラウド基盤サービスと比較すると、使用するデータセンターやハードウエア、ソフトウエア構成などが明確で透明度が高い」とIDCフロンティアは利点を強調する。

 料金は月額2万5300円からで、「同様のサービスの中では最安値」(IDCフロンティア)という。サーバーの処理性能やストレージ容量は必要に応じて追加、削減が可能。ただし、OSなどは利用企業が用意する必要がある。