ジャストシステムは2009年6月18日、現常務取締役の福良伴昭氏の社長昇格が内定したと発表した。創業者で現社長の浮川和宣氏は代表権のある会長となり、現代表取締役専務の浮川初子氏は代表権のない副会長になる。6月25日の株主総会の承認を経て正式に決定する予定だ。
新社長となる福良氏はジャストシステム創業時からの生え抜き社員である。徳島大学歯学部在籍中にジャストシステムへアルバイトとして入社し、1983年6月に大学を中退して正式に入社。同社初のワープロソフト「JS-WORD」を開発したほか、一太郎のバージョン1~3までプログラム開発の中心として携わった。その後は開発のマネジメントに回り、ビジネスアプリケーション開発の責任者として活動していた。
ジャストシステムは今回の人事を「抜本的な事業構造の見直しを進め、早期の業績回復を図るため、経営の刷新と若返りを進める」としている。福良新社長は46歳と、60歳の浮川現社長よりも14歳若い。