モディファイ(東京都渋谷区)とグランドデザイン&カンパニー(東京都品川区)は2009年6月17日、マイクロブログサービス「Twitter」などのソーシャルメディアを活用したマーケティング支援事業を共同で開始すると発表した。モディファイが複数のソーシャルメディアへの投稿に対応したツールを、グランドデザイン&カンパニーが同分野のコンサルティングサービスを提供する。7月より試験的に販売を開始する。

 モディファイが提供するツール「SM3(Social Media Marketing Modifier)」はTwitterのほか、写真投稿共有サイト「Flickr」、動画投稿共有サイト「YouTube」、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「Facebook」や「mixi」、ブログサービス「Ameba(アメブロ)」など30以上のサービスへの投稿を一括管理するもの。投稿の執筆、承認といったワークフロー管理機能も備える。

 また、Twitterに対しては、自社について話題にしている人を自動的に探し出してフォロー(記事を読むように設定)したり、ダイレクトメッセージを送ったりする機能を持つ。話題にした人の数、フォロー数、メッセージ数を測る効果測定機能も持つ。

 グランドデザイン&カンパニーが提供するコンサルティングサービスでは、ターゲットの設定、マーケティングゴールの設定、戦略立案、対象とするソーシャルメディアの選定などを実施する。

 料金は初期費用となるコンサルティング料が105万円から、月額費用となるSM3の利用料が10万5000円。SM3を導入するためのサーバー、ネットワークは利用企業が用意する必要がある。「EC(電子商取引)サイトでの商品情報、セール情報、ユーザーサポート情報の発信や、競合製品との差異化ポイントを強く訴求したいメーカーなどに向く」(モディファイ代表取締役兼CEOの小川浩氏)という。